
近藤です。
先日、弊社に150㌧サーボプレスが新たに入りました。
ということでサーボプレスについて、少し詳しくまとめましたので、
書いていこうと思います。
(私の勉強したメモの意味合いもありますので多少の誤植などはご愛嬌)
サーボプレス
「型抜部の駆動をサーボモーターで制御して加圧する方式のプレス機のこと」
※サーボモーター「特定の位置からの減速、加速が可能なモーターのこと」
型抜のスピードや、位置、加圧力などを任意に設定でき、新素材の加工などが容易にできるようになる。
サーボプレスの特徴
「加工速度の制御」
冷間鍛造にとって製品の高精度化が大きく期待できます。温・熱間鍛造では荷重低減による型寿命の延長や工程数の削減、歩留りの向上などが可能であり、コストの大幅な低減に寄与すると考えられている。
「加工途中での速度制御・一時停止・複数回の繰返しの加圧」
従来の冷間鍛造用プレスでは考えることができなかった動きであり、サーボプレスにとっては大きな特徴。
主な利点
・精度を必要とされるプレス製品に向いている
・難加工金属の加工が可能になります(チタンやマグネシウム合金などの非鉄素材)
・金型を細工することによって、ファインブランキングに近い加工が可能(通常ファインブランキングは1000tクラスの力が必要なため近い加工と表記)
参考:NC network http://en.nc-net.or.jp
下記はAMADAさんのホームページより、抜粋
・成形速度を下げて加工することで、材料の流動性とのマッチング効果により工程を短縮することが出来る。
・絞り速度を落とすことで発熱を抑えることが出来、絞り加工の際に傷の発生を抑えることが出来る
・打ち抜き速度を落とすことでせん断面100% を実現。レース加工(旋盤加工)が不要になる
・打ち抜き速度を落とすことで金型クリアランスを狭めることが出来る、そのことで騒音を防ぎ、かつ、せん断面100%を実現
・パルスモーションを使うことで割れを防ぎながら加工ができる。
デジタル電動サーボプレス
クランク・リンクモーションはもちろん、ナックルや多段・振子モーション・パルスモーションなど、加工用途に最適なモーション・ストロークの条件設定ができるため、従来の生産方式をより極めることができます。
弊社で導入したものは
SDE-1522C/SF
- 加圧能力(kN) 1500
- ストローク長さ(mm) 225
- ストローク数(min-1) ~50
- ダイハイト(mm) 430
- ダイクッション 44t(5/16に加筆修正)